どんなに辛い状況に耐えて頑張っても、心が壊れてしまっては元も子もない。限界を感じたら、逃げるのも勇気ある選択であり、常にポジティブに生きようとするのは無理がある。ネガティブな自分を受け入れて、自分を大切にする方法をゲイでインフルエンサーのDELIVA氏が説く。※本稿は、DELIVA『人生、だらしないぐらいがちょうどいいわよ』(宝島社)の一部を抜粋・編集したものです。

ネガティブな時はネガティブであれ
ずっとポジティブなんて体に悪いぞ

著者近影著者近影。同書より転載

 いくら努力しても自分の力ではどうにもならないことって、生きていれば山ほどあるわよね。アタシはどんなに頑張ってもできないことは早々に切り捨てるし、「諦め」という名の切り替えが早いからあまり気を揉まないけど。

 使命感の強い真面目な方は、頭のどこかではどうにもならないということをうすうす感じていながらも、必死に努力するでしょ。でもやっぱりダメなものはダメ……。まさに負のスパイラルね。

 そんな時は一旦、どん底を体感なさい♪どん底の魅力は「床があること」。だって、底なんだもん。踏ん張ってジャンプできるじゃない♪

 落ちてる最中は重力に負けてジャンプできないから、しっかり落ち切るの!地に足を付けてしっかりとネガティブを暴発させて、余すことなく吐き出し、心身を休めなさいな♪

 それに、もし何をしたってダメだったとしても「真面目で一生懸命なアナタが目的を果たすために奔走した」という努力の跡は残るじゃない♪

 アナタが成したその過程はとても素晴らしいポジティブなもの♪「アタシ可愛いわ~」とか「俺めちゃめちゃ頑張ったわー」とか甘い言葉で、自分自身をねぎらうのよ♪結果はどうであれアナタの価値は不変なんだから♪