部下が自分で「変わりたい」と
思うまでの4フェーズとは
人の行動は、そう簡単には変わりません。人が変化を受容するまでに4つ(否定・抵抗・探求・決意)の心理的フェーズがあります。
ネガティブフィードバックを実践する際に、いくつかのステップを踏んで行なうのですが、特に最初の段階で、部下が上司から言われたことに対し、否定的な態度を取ったり、簡単に承服せずに抵抗の姿勢を見せたりする場合があります。この「否定」と「抵抗」のフェーズをいかに乗り越えられるかが重要です。
そこを乗り越えれば、「探求・決意」という部下自身に変わりたいという意思が芽生えてきます。
1つめのステップは、「否定フェーズ」。
厳しいことを伝えられ、「予期せぬ変化」や「望まない変化」を求められて、いきなり「心を入れ替えて頑張ろう」「はい、わかりました。私は変わります」と、すぐに受け入れられる人は稀で、「自分には関係ない」「自分は変わる必要がない」という否定的な反応がふつうです。