娘をはじめとして、他者の感情を理解するには、想像性が重要です。つまり、人へのイメージがあるからこそ、誰でも思いやりと感情への理解を生み出すことができます。
機嫌が悪いと、これが難しくなるのが人間です。
つまり、お父さんの家庭内での仕事は、まずもって機嫌良くいることになります。
機嫌が悪いと、娘は近寄らないし、かつ機嫌が悪いとこちらも想像性を欠くことになるので、娘の感情への配慮が鈍感になってしまいます。
機嫌良くいるのは、娘に嫌われないための重要な心がけです。機嫌良くいることが、機嫌のいいことの価値を間接的に娘は学び、それが主体的に生きるためにも役に立つという好循環に入ります。娘のために、また嫌われないために、お父さん自らが最も機嫌よく生きる人生を選択しましょう。
「とにかく言われたとおりにやればいいんだよ。そんなやり方をいくらやったってダメなんだよ」
より
「あなたが何を一番わかってほしいのか、教えてくれる。そうなんだね。そう感じているのは十分わかったよ。とにかく聴いてほしかったんだね」
辻 秀一 著