美咲さんからは「結婚する前に知ることができて良かったです。もっと素敵な人を探します!ありがとうございました」と、お礼の電話をいただきました。

男性依頼者からの相談
婚約者が結婚に乗り気じゃなくなった?

 依頼者の角岡和貴さん(男性・30歳)は、婚約者である那須美陽さん(女性・28歳)との結婚を控え、幸せな日々を送っていました。

 しかし、ある日を境に美陽さんの行動に違和感を覚えるようになりました。それまでは結婚式や新婚旅行の準備など、積極的に進めてくれていた美陽さんが、打ち合わせを当日キャンセルしたり、大事な連絡を忘れたりするようになったのです。

 和貴さんとのデートの約束も度々キャンセルされることが増え、一緒にいても彼女の携帯電話には頻繁にメッセージの通知が来るようになったことが、和貴さんの心に疑念を生じさせました。

 美陽さんに対する愛情は保ちながらも、モヤモヤする疑念は晴らしておきたいと、和貴さんは知り合いを通じて私に連絡してきたのです。

 話を聞いて、和貴さんと会う予定のない木曜日から土曜日を選んでもらい、美陽さんの素行を調査することにしました。

 美陽さんはアパレルメーカーの事務職で、木曜日も金曜日も朝8時半に自宅を出て会社へ向かい、定時の午後6時に退勤しました。

 美陽さんは、退勤後に2日続けて行きつけであろうカフェに1時間ほど寄りました。コーヒーを飲みながら男性店員と時折おしゃべりをしていましたが、常連客と男性スタッフという距離感に見えたので、そのように報告したところ、和貴さんも特に疑念は感じていませんでした。