【テレビやSNSで大人気】今どきのママパパに圧倒的に支持されているカリスマ保育士・てぃ先生の子育てアドバイス本第3弾『子どもにもっと伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てのみんなの悩み、お助け中!』ができました!
テレビやSNSで大人気、今どきのママパパに圧倒的に支持されている現役保育士・てぃ先生。そんなてぃ先生のSNSには、毎日膨大な数の悩みや相談が届くといいます。
本連載では、そんなママパパたちに向けて、正論だけではない、すぐに使えるリアルな回答をお伝えしていきます。
【みんなの悩み】
「先回りしてやってあげる」のはなぜ悪い?
子どもがお水をこぼさないように手を添えてあげたり、おしたくをしてあげたりしています。本人にまかせたほうがいい?
【てぃ先生の答え】
先回りしすぎるのは、その子を否定することにつながる
「この子はまだうまくできないかもしれない」と思うことを、親が先回りして手を貸すことは多いと思います。
でも、それを子ども側から見ると、「ママパパは僕ができないと思ってる」「失敗すると思ってる」「失敗されたくないと思ってる」と感じられます。
子どもの自信を奪って愛情も感じられなくなる
「失敗されたくない」ということは、子どもにとっては「自分のありのままの姿を受け入れてもらえない」ということ。つまり、なんでもかんでも先回りしてやりすぎてしまうことは、子どもの自信を奪うだけでなく、親から愛されていないのではないか、という不安を大きくしてしまうのです。
親としては愛があるからこそ手を貸しているわけですから、そんなふうに思われたら悲しいですよね。
「失敗して悲しい」という感情を言葉にする
できそうもないことを子どもがやりたがると、あとが大変とか、時間がかかるとか、結局失敗して泣くとか、大人にとっては面倒なことになりそうだと考えがちです。
でも失敗して泣いているときに「そうか、失敗して悲しかったね。またやってみようね」と言葉にして伝えられたら、子どもは自分が抱えている感情を理解してもらえたと思えますし、できたときに「やったね!」とほめることができれば、チャレンジしてよかったという自信になります。
自己肯定感や自信が高まる
ちょっとたいへんではありますが、やりたいと言うことはできるだけ挑戦できるようにして、子どもの自己肯定感や自信を高めるいい機会にしちゃうのがいいと思います。
ただし当たり前ですが、安全に関わることは別です。けがをしそうなことは、「これはママがやるね」と言い切ることも必要になります。
本原稿は、てぃ先生著『子どもにもっと伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てのみんなの悩み、お助け中!』からの抜粋です。この本では、子育てがラクになって、親子とも幸せになるテクニックを紹介しています。