米実業家で資産家のイーロン・マスク氏とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の密談が、米航空宇宙局(NASA)上層部の注目を集めている。NASAは、マスク氏率いる宇宙開発企業スペースXに重要な任務の遂行を委ねている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は24日、マスク氏が2022年終盤から定期的にプーチン氏に接触していると報じた。複数の米国、欧州、ロシアの現・元当局者が確認したところによると、両者の対話は個人的な話題のほか、ビジネスや地政学的問題に及んでいるという。報道によると、プーチン氏は中国の習近平国家主席に配慮し、台湾上空でマスク氏率いる宇宙開発企業スペースXの衛星通信部門「スターリンク」のインターネットサービスを稼働させないよう同氏に要請したこともあった。