中国政府とつながりがあるとみられるハッカー集団が米通信大手のネットワークに不正侵入し、米大統領選挙の共和党候補であるドナルド・トランプ前大統領と副大統領候補のJD・バンス上院議員(オハイオ州)、および民主党候補のカマラ・ハリス副大統領の陣営関係者の携帯電話を標的にしていた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。標的となった端末からどのようなデータを入手できたかは不明だ。ハッカー集団は中国の諜報(ちょうほう)機関とつながりがあると考えられている。一部の関係者によると、捜査当局はハッカーの標的となった共和・民主両党の政治家らに攻撃について通知した。関係者によると、ここ数週間で捜査が進むにつれて攻撃範囲は大幅に拡大している。捜査当局は現在、ハッカーが米国の通信インフラにアクセスし、数十の異なる企業や個人を標的にした、あるいは不正侵入したと考えている。
トランプ氏、中国ハッカーの標的に ハリス陣営関係者も
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