米ジョージア州タッカー在住のケイト・ジョルダノさん(34)は、仕事と生まれたばかりの子どもの世話、そして認知症の両親の介護をなんとかこなしている。朝と午後は生後一カ月ちょっとの息子と同居の両親の世話をする。有料の付き添いの力を借りる日もある。夜にヘアカラーの仕事をしている間は夫のタムリンさんが世話を引き受ける。数年前にケイトさんの父親が引っ越してきたとき、2人は既に子どもを持つことを先送りしていた。母親は今年、引っ越してきた。「私たちは子どもを持つことにした」とケイトさんは言う。「もうこれ以上待ちたくなかった」自分の子どもと少なくとも一人の成人(多くの場合は親)の世話という二重の負担を担う米国人が増えている。ある推計によると、この「サンドイッチ世代」は米国で少なくとも1100万人に上り、人口動態やコスト、仕事の変化によってこの負担はこれまでより長く厳しいものになっている。