どんなに仕事で成果を出しても、周りから「評価」されなければ無意味である……あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化した歴史的な一冊だ。職場で「実力を適切にアピールする「見せ方」の技術」をまとめた本書は、発売直後から賛否両論を巻き起こし、「こんな本が30年前に欲しかった」「人間の深層心理を突いている」「上司サイドにも対策が必要」などと話題沸騰中である。今回はその中から「うまく出世していく人の特徴」についてお伝えする。

職場にいる「うまく手を抜く人」と「手を抜くのが下手な人」たった1つの決定的な差とは?Photo: Adobe Stock

「うまく手を抜く」人の特徴

 あなたは仕事で手を抜いたことはありますか。

 サラリーマン人生を40年間いっさい手を抜かず仕事をやり抜くなんてことは普通に考えれば無理な話です。

 人にはやる気の波があります。仕事ができる人はこのやる気の波をコントロールして「うまく」手を抜いています。これが出来るかできないかで周りからのあなたの評価も変わっていきます。

 今回は、どうしたら「うまく」手を抜けるのか、それによってどんなメリットがあるのか解説します。