この週末、民主党は贈り物を手にした。ただしそれは幻のように消えるかもしれない。アイオワ州の政治調査の判断基準である世論調査「アイオワ・ポール」で、大統領選民主党候補のカマラ・ハリス副大統領の支持率が共和党候補のドナルド・トランプ前大統領を3ポイント上回った。だれも接戦になるとは考えていなかったアイオワ州で衝撃的な調査結果が出たことで、5日の大統領選直前に支持率が動き、ミシガンやウィスコンシンなどの激戦州でハリス氏に追い風が吹く可能性があるという民主党関係者の期待が高まった。大統領選最終盤に行われた複数の世論調査を見ると、両候補は激戦州で互角の争いとなっている。ただ民主党関係者は、ハリス氏支持に向かう変化が高齢女性や無党派層を中心に起きたとアイオワ・ポールが示したことについて、トランプ氏の最近の集会を受けた全体的傾向の表れではないかと期待している。ニューヨーク市のマジソンスクエアガーデンで行われたトランプ氏の集会では、一部の登壇者から人種差別や性差別を含む侮辱的な発言が飛び出した。
アイオワ州でハリス氏優勢、最終盤のサプライズに注目
共和党優勢州の世論調査、ハリス氏支持率がトランプ氏を3ポイント上回る
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