アプライド・マテリアルズの最大の顧客は中国だアプライド・マテリアルズの最大の顧客は中国だ Photo:Jason Henry for The Wall Street Journal

 米半導体業界でサプライチェーン(供給網)から中国企業を排除する動きが拡大している。背景には、中国が機密性の高い次世代技術に関与することを食い止めたい米政府の指示がある。

 半導体製造装置メーカーはサプライヤーに対し、中国から調達している特定部品の代替品を見つけるよう求めており、そうしなければベンダーとしての資格を失うリスクがあると伝えている。事情に詳しい複数の関係者によると、こうした要請を行っている企業には アプライド・マテリアルズ と ラムリサーチ が含まれる。両社はシリコンバレーに拠点を置く世界有数の半導体製造装置メーカーだ。

 また、中国人投資家がサプライヤーに出資したり、サプライヤーの株式を取得したりすることも禁じているという。