「推しの話している韓国語を聞き取りたい」「K-POPの歌詞の意味がわかるようになりたい」「韓国旅行に行くので、その前に少しでも韓国語を覚えたい」。そんな人におすすめなのが『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』(ハングルノート加藤著)だ。「こんな本がほしかった!」「とにかくわかりやすくて楽しい」「本当にゼロからわかる、初心者におすすめの1冊」と話題になっている。著者は月間最高180万PVの韓国語ブログ「ハングルノート」の管理人で、韓国旅行情報のYouTuberとして活躍するハングルノート加藤氏。今回は本書の発売を記念して、本文から一部抜粋、再編集して内容を紹介する。
どれくらい勉強すると、どのレベルに到達する?
「韓国語、少しでも話せるようになりたいなぁ」
「韓国ドラマのセリフが少しでも聞き取れるようになれればいいのに」
韓国語に興味を持っているものの、韓国語の文字(ハングル)も難しそうだし、勉強するのにはけっこうハードルが高かったりしますよね。
韓国語をゼロから始めるとどのくらいで身につくのか……今回は、コロナ禍での「ステイホーム」時間をきっかけに韓国語の勉強をスタートした人の様子を見てみましょう。
「外に出られない時間」を活用
●ももの場合(26歳女性、韓国語勉強歴3年、語学堂7級卒業、TOPIK6級合格)
【韓国語の勉強を始めたきっかけ】
2020年4月、コロナ禍中に新社会人として働き始めたのですが、最初のうちはリモートワークで、これからどうなるんだろうと漠然とした不安の中で過ごしていました。
外に出られない時間を活用したいという思いから、韓国語を覚えてみようと思い立ち、勉強を始めました。
1年半の勉強でTOPIK6級に合格!
『できる韓国語』(新大久保語学院著 李志暎著/アスク)と『改訂版キクタン韓国語』シリーズ(HANA韓国語教育研究会著/アルク)を購入し、各レベルの本を2周ずつ、くり返し勉強していました。
知らなかったことがどんどんわかるようになることや、韓国語が日本語と似ているところなどにおもしろさを感じ、韓国語の勉強にのめりこんでいきました。
今までやらされてきた勉強とはちがう、自分で勉強したいと思ってやる楽しさがありました。
平日は朝早く起きて約2時間、夜は約1時間、週末になると1日中韓国語を勉強する日々を送り、1年半後にはTOPIK6級(韓国語上級レベル)に合格することができました。
コロナ禍で空いた時間がたくさんできたからこそ、こんなに勉強漬けの日々を送ることができたと思います。
次第にもっと会話ができるようになりたいと思うようになり、とても悩みましたが会社を辞めて語学留学することにしました。
語学留学で現地の生活を満喫
2022年の夏学期から語学留学へ。
留学中は会話の練習に時間を使えるように、机に向かっての勉強は少なめに、なるべく語学堂の友だちや韓国人の友だちと過ごすようにしていました。
趣味が韓国グルメを食べたり、おしゃれなカフェ巡りをしたりすることだったので、韓国語の会話の勉強もできるし、とても充実した留学生活を送ることができました。
恋愛ドラマは、字幕なしでも8~9割理解できるようになった
日常会話はだいぶできるようになり、韓国での生活には困らないようになりました。
ただ、翻訳のアルバイトやスタートアップ企業のインタビューのアルバイトをしたときは、本当に大変でした。ビジネス用語や専門的な用語を使う会話は、5~6割程度しか理解できず、勉強しながらやるしかない状態でした。
韓国ドラマなど、わかりやすい恋愛ドラマなら字幕なしでも8~9割程度理解できますが、難しい内容のものだと6割程度。
細かいところまでしっかり理解できているとは言えないですね。
やっぱり韓国で生活したい!
留学を終えて、日本にある韓国コスメ企業に就職したものの、日本での韓国コスメや韓国コンテンツの人気を目の当たりにして、韓国で生活したい、という気持ちが再燃しました。
ワーキングホリデービザを利用して、もう一度韓国に行く予定です。
覚えた韓国語を活かし、現地のコスメや韓国のトレンドを学んで、情報発信活動にも力を入れたいと思っています。
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いかがでしょうか。具体的に勉強のシーンがイメージできましたか?
ぜひ、みなさんの韓国語学習の参考にしてみてくださいね。
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『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』では、韓国語の文字の読み方から日常や韓国旅行ですぐに使えるフレーズなど、知識ゼロでも韓国語を楽しく学べる方法をたくさん紹介しています。