「K-POPや韓国コスメも人気だし、韓国語を勉強したい」「いつか韓国で働きたい」。そんな人におすすめなのが『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』(ハングルノート加藤著)だ。「こんな本がほしかった!」「勉強だけでなく、韓国のことがよくわかる!」「本当にゼロからわかる、初心者におすすめの1冊」と話題になっている。著者は月間最高180万PVの韓国語ブログ「ハングルノート」の管理人で、韓国旅行情報のYouTuberとして活躍するハングルノート加藤氏。今回は本書の発売を記念して、本文から一部抜粋・再編集して紹介する。

「韓国で働きたい人」急増中!? 「韓国で働く」を叶える「近道」とは?Photo: Adobe Stock

韓国で働くのはハードルが高い?

この記事を読んでくださっている方の中には、「韓国語を話せるようになって韓国に住みたい」「韓国で働きたい」「韓国語を使った仕事をしたい」という人もいるでしょう。

僕の運営するブログに、小学生から「韓国で働きたいです。どうすればいいですか?」と質問がきたことがあります。

いつか韓国に住みたい、韓国で働きたいと思うのは、韓国語を勉強するときにも、すごくよいモチベーションになります。

ただし! 前提として知っておいていただきたい現実があります。

韓国は、世界の中でも日本語を学んでいる人口が多い国第3位で、日本語学習している人が約47万人もいます(国際交流基金「海外の日本語教育の現状 2021年度日本語教育機関調査」より)。

日本語をたくさん学んでいる人が多い韓国で日本人が働くことは、じつはとてもハードルが高いのです。

たとえば、韓国語がネイティブで日本語ができる韓国人と、日本語がネイティブで韓国語ができる外国人(日本人)を比べて、韓国企業はどちらを雇いたいと思いますか?

企業の多くは「日本語ができる韓国人」を雇います。

外国人には、就労ビザを与えなければならず、企業側も手続きが大変。そんな労力を使って雇っても、会社を辞めて日本に帰国してしまうリスクもあります。

同じ能力なら外国人を雇うよりも自国の方を雇う、というのも当然かもしれません。

「韓国語ができる日本人」というだけでは、韓国企業にとってメリットは少ないのです。