また、日本は自殺率がとても高いことで知られています。2015年の10万人当たりの自殺率は日本が26.6人、アメリカが21.5人、イギリスが11.6人です。ここで注目すべきは日本のみ、仕事に関する悩みが自殺の原因の半分を占めることです。転職が当たり前となれば、仕事が楽しくなくなったら転職すればよくなり、自殺率も減るはずです。

 自分を変えるなら今です。もし、今のあなたが、

「仕事が楽しくない」

「パッション(情熱)を感じられない」

「どう頑張っても会社の業績が上がることなく、給料も上がらない」

 と感じているなら、すぐに転職を考えるべきです。私はこれまでに3回転職をしましたが、いずれの時もこれらに該当していました。

 さて、転職戦略を立てる際に、ぜひ念頭に置いていただきたいポイントがいくつかあります。

 まず、「ブランドランクの上の会社を目指すこと」です。つまり、あなたがある業界で第5位のブランドランクを占めている企業に勤めているのなら、それよりも大きなブランドランクを持つ企業、第4位以上の企業への転職を考えるべきです。

 ただし、ブランドランクが上位の企業に転職すると、年俸は上がるかもしれませんが、タイトル(職位)が下がることがあります。また、タイトルが変わらないということもあります。