私自身の転職の話をしますと、KFCからウォルト・ディズニー・ジャパンに転職した際には、エグゼクティブ・ヴァイスプレジデントからただのヴァイスプレジデントにタイトルが2段階も下がってしまいました。しかし、KFCとウォルト・ディズニー・ジャパンでは、会社のブランドランクがディズニーのほうがはるかに上でしたので、私は年俸も上がり、タイトルダウンを許容できたということです。
このように、転職先を決める時には、自分のタイトルがどうなるのか、会社のブランドランクはどうなるのか、年俸はどうなるのかという3つの基準を相対的に考慮に入れる必要があります。
転職する時に念頭に置くべき
4種類の社長のタイプ
また、社長のタイプも重要です。私は以前、ウォルト・ディズニー・ジャパンのすべてのディビジョンを統括していたこともあり、300社ほどの上場企業の社長とお会いしました。その経験から、私は社長のタイプは大きく分けると4種類になることに気づいたのです。
このことについて自著『外資の流儀 生き残る会社の秘密』(講談社現代新書)では、