超簡単!
小豆の活用レシピ

 ここからは、健康に良い成分を多く含む小豆を日常の食卓でより効果的に摂取する方法をお伝えしていきます。最初は、小豆の調理でよく行う「茹で方」をご紹介します。

1. 小豆を洗う

小豆を茹でる画像
YouTube「管理栄養士:関口絢子のウェルネスキッチン」のスクリーンショット

2. 小豆に対して5倍の水を入れ沸騰したら弱火で1時間 ※小豆は水から茹でる

小豆に水を注ぐ画像
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 通常、小豆を茹でる際は「茹でこぼし」をするのですが、今回の記事ではオススメしません。これは小豆のアクを抜くための工程ですが、このアクにサポニンやポリフェノールなどの有効成分が含まれているからです。これらの成分は確かにエグ味や苦味などの元になりますが、体にとって素晴らしい微量成分なので、ぜひ茹でこぼさずに煮てください。

 そして茹で上がった小豆は、砂糖を入れずにプレーンで食べましょう。せっかく体に良い成分を含む小豆を食べても、糖分を取りすぎては元も子もなくなってしまいますからね。中には、「あずきバー」をたくさん食べようとする人もいますが、あくまでも嗜好品としてお楽しみください。

 市販のゆで小豆には砂糖がたっぷり入っているものがあるで、無糖のものを選ぶといいと思います。そのまま普段の食事に取り入れてみてください。

 目安は1日60〜100g程度です。大豆製品などが多い日は半分でもいいし、豆類の一部として調整してください。

 最後に小豆を使ったレシピと茹でた際に出る煮汁の活用法を紹介します。

小豆の活用法(1)栄養価をアップさせる超簡単レシピ

 小さな小鉢に入れたゆで小豆に適量の塩とオリーブオイルをかけるだけ。オリーブオイルは、酸化に強いオレイン酸やビタミンEなどの抗酸化物質をたくさん含んでおり、老化予防の効果をさらに高めてくれます。

小豆を使った超簡単料理の画像
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小豆の活用法(2)煮汁は小豆茶に

 煮汁は小豆茶として召し上がってください。おやつタイムにお菓子と一緒に合わせると、小豆効果で血糖値が上がりにくくなるのでオススメです。

 小豆の煮汁は1回にわずかしか取れないですが、水筒に入れて冷蔵庫で3〜4日保存可能。小豆はスープやカレーなどの煮込み、味噌汁、またカボチャと煮たり、いろいろな料理に加えると手軽です。冷凍すれば1〜2ヶ月保存も可能です。