「闇バイト」による強盗などの事件が後をたたない。逮捕者の多くは、10~20代の若者で、なかには14歳の中学生もいた。もはや「うちの子だけは大丈夫」とは言いきれないほど犯罪の誘惑は“ふつうの子ども”にも迫りつつある。
子どもを犯罪にかかわらせないために、親は何をどう伝えればよいのか? そんな難問にこたえる書籍が、池上彰総監修『いのちをまもる図鑑』(ダイヤモンド社)だ。自然災害やケガ、危険生物など、あらゆる身の回りの危険から身を守る方法を網羅した本書だが、なかでも反響が大きいのが「犯罪からいのちを守る」の章。
「親が説明しづらい情報がまとまっている!」「子どもが自ら進んで読んでくれる」「大人でもためになった」といった感想が多数寄せられている。
今回の記事では、『いのちをまもる図鑑』のなかから「友達に犯罪にさそわれたとき」の対処法を特別に紹介する。
(構成/ダイヤモンド社・金井弓子)

「友達にさそわれて犯罪に手を染めた人」の末路は、どうなる?『いのちをまもる図鑑』本文より イラスト:室木おすし
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親子で考えよう!「友達に犯罪にさそわれたら、どうする?」

 犯罪への入り口は、意外と身近なところにあります。『いのちをまもる図鑑』では、クイズ形式で、犯罪からの身の守り方を紹介しています。

【クイズ】
 いつもいっしょに遊んでいる友達が、気軽な感じで「このチャリ盗もうぜ」とさそってきました。こわいから断りたいけど、断ったら仲間はずれにされちゃうかも……?
こんなとき、あなたならどうする?

① 今回だけはさそいにのる
② キッパリ断る
③ 別の友達もさそう

→正解は、次のページへ!