「すぐに被害的になる子」の対応策
カーッとなる前に多角的に物事を考えさせる
すぐに被害的になる子に必要なのは、何か不快な出来事があったとき、「ひょっとしたらそれは自分の勘違いじゃないかな?」と多角的に物事を考えさせる習慣を持たせることです。
「自分はバカにされている!」とカーッとなる前に、「自分のことをバカにしているからって、相手はあんな行動を取るだろうか?他に何か理由があったのではないか?」と立ち止まって考える癖をつけてもらいましょう。その練習を繰り返すことで、状況をいろんな角度から見られるようになります。
また、他人の感情を状況から推測させる練習も大切です。
たとえば、子どもがアニメを観ているときに、登場人物を指さして「この子は何を考えていると思う?」と聞いてみましょう。自分の感情分析は苦手な子でも「怒っている」「楽しそうだね」「落ち込んでるんじゃないか」などと、他人の感情ならうまく答えられるもの。
その他、日記などで日々の出来事や気持ちを書かせるのもオススメです。
大人になってからもこの傾向が続くと、より深刻な対人トラブルが起こり職場などでの社会生活にも支障をきたしてしまうこともあります。幼いうちから状況を多角的に見る練習をぜひ取り入れてみてください。