CASE2「感情の起伏が激しい子」の対応策
子どもの感情変化に親は振り回されないこと
子どもの感情がコロコロ変わりやすくて不安定な場合、どのような対応策が考えられるのでしょうか。大人目線では、子どもの感情に合わせて対応を変えなければと思うかもしれませんが、それは逆効果。親が行動を変えることで、子どもは余計に混乱してしまいます。
大人にとって大切なのは、子どもの感情が変わっても、一貫した態度を取り続けることです。
子どもが急に怒りだしたり泣きだしたりといった強い感情を出したとしても、ダメなものはダメだと伝え、必要以上に叱ったりなだめたりはしないようにしましょう。
反対によい行動ができたときは、「よくできたね」「すごいね」ときちんと言葉に出してほめてあげることで、適切な行動を伸ばしてあげることが大切です。
また、不安そうに見えたり何かしら気になる様子が見られたときは、しっかりと子どもの話を聞いてあげたり一緒にいる時間を増やしたりすることで、「あなたのことを受け止めているから大丈夫だよ」というサインを送ってあげましょう。
その他、「あなたが急に怒ったり、笑ったりしているのを見て、周りの子はどう思うかな?」と質問して、気づきの機会を持たせるのも効果的です。