仕事ができる人の特徴
対して、仕事ができる人は無駄に上司に媚びることはしません。それは上司を軽視するという意味では当然なく、あくまで「顧客」や「目的」を優先できるということです。
結局のところ、仕事の目的は依頼者の満足度を上げることです。そうしなければ誰にも商品やサービスを買ってもらうことはできません。仕事ができる人はそのことからブレることがないのです。
また、上司との付き合い方も決して悪いわけではありません。たとえば、上司の機嫌ばかりをとっている人は、上司を尊敬しているように見えて、実はその「立場」しか見ていません。つまり、上司が失脚すれば当然尊敬はしなくなりますし、ときには反対派に寝返るなんてこともあります。実にくだらない社内政治です。
ですが、仕事ができる人は、「業務遂行」を目的に上司と付き合っているため、上司と部下の関係でありながらある種対等にコミュニケーションを取ることができます。どちらが本当に信頼できる人なのかは言うまでもないでしょう。
皆さんのいるビジネスの世界と私のいるお笑いの世界は違うことが多いですが、偉い人の顔色をうかがう人が成功しないのは共通しているように思います。私もこれまで、スタッフや関係者のことばかり考えている若手に「誰を笑わせたくてお笑いをしているんですか?」と聞いたことが何度もあります。
偉い人に媚びるのは簡単ですし、すぐに結果も出ます。ですがそれはハリボテの結果であり、自らの血肉になっていません。当たり前のことですが、やはり大事なことですので、頭の片隅に入れておいていただけますと幸いです。