誇大表現はうその一種。誇張して伝えれば、正しい判断力のある人という評判も危うくなるだろう。

会話の知恵3
簡潔に話す

 簡潔に話せば、聞き手が喜ぶだけでなく、もっといいことがある。手短に表現することで、良いことはさらに良く、悪いことはさほど悪くないように相手に伝わるのだ。

 無駄口をくり返していると、本当は何もわかっていないと人から思われるのがオチだ。人をうんざりさせるタイプは仲間にとっても邪魔者なので、気がついたらのけ者にされているだろう。

 また、目上の人にとってけむたい存在とならないように気をつけること。目上の人をいらいらさせることは、すべての人をいらいらさせるくらい迷惑なことなのだ。彼らの貴重な時間を奪ってはいけない。

 言うべきことがあれば、それらはすべて簡潔に言うべきなのである。

会話の知恵4
礼儀正しく断る

 上手な断り方は非常に重要な技術だ。いつでも全員を満足させることはできない。時間の無駄になるだけで、何のためにもならないようなことは敬遠しよう。

 そのためには、まず礼儀にかなった言い方を身につける必要がある。始終拒否していてはその効果も薄れ、後味を悪くすることになる。