同じような商品・サービスを扱っているにもかかわらず、楽しそうにラクラクと稼ぐ人がいる一方で、思うように稼げず苦悶にあえぐ人もいる。
その違いは、年齢や経験、持って生まれた才能によって生まれているとは限らない。
稼げない人も、稼げる人と同じように努力はしているだろう。しかし、結果には大きな違いが出る。
その原因は、ほんの一語の違いにあったのだ。
その一語の違いをまとめたのが、この道25年「日本のトップマーケッター」神田昌典氏による、一番やさしい、すぐ使えるコピーライティングバイブル『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』だ。
本書では、たった一語の差で、貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」が公開されている。
今回は本書より一部を抜粋・編集しながら、たった一語で天国と地獄に分断される「怖さ」と、一語変えるだけで大きく現実が変わる「面白さ」を見ていこう。
【貧す人】と【稼ぐ人】の決定的な一語の違い
今回紹介するのは、「アイデア創出の魔法のランプの法則」である。
【貧す人】成功した事例はあるか?
【稼ぐ人】成功イメージはあるか?
今や富は、努力して稼ぐものではない。
「歓喜しながら湧かせるもの」といったほうが現実に近い。
理由は、いいアイデアがあれば、クラウドファンディング(ネット上で不特定多数の志により資金を集める方法)により、全世界から資金と顧客を集められるようになったからだ。
すぐれたアイデア創出法
では、すぐれたアイデアはどうすれば、得られるのか?
【貧す人】は、面白いアイデアはないかと、過去を探索する。
【稼ぐ人】は、「理想の未来には、何があるか?」と、未来を探索する。
その際、言葉より先に「イメージ」を考えることで、思い込みによる思考を回避し、革新的な発想ができるようになる。
このイメージを使った思考法は、ウィン・ウェンガー博士(【参考書籍】ウィン・ウェンガー+リチャード・ポー著、田中孝顕訳『頭脳の果て』きこ書房)により、「ジーニアスコード」というメソッドとして体系化されているので、具体的な方法を1つ紹介しよう。
「クラウドファンディングに最適な新しい戦略商品は何か?」という質問に対する答えがほしいとしよう。
まずは軽く目を閉じ、あなたがとても満たされている未来から、プレゼントが届けられたと想像する。
そして「1・2・3」と数えたら、頭の中の想像の箱を開く。
飛び出してきたイメージを、目を開いてから紙に描きとめる。
このイメージが未来からの答えだ。箱の中から、「鶴」と「亀」が出てきたとすれば、そこから連想を広げていく。
質問とはまったく関係ないと思っても、ブレーンストーミングを行っていると、だんだん得たい答えに関連するアイデアが浮かび上がってくる。
「海でも空でも使える、耐久性がある商品はできないか?」
「亀の甲羅のように収納できる箱を、ツルツルした素材でつくれないか?」
といった具合だ。
これはAIにはできないワザだ。
このように、イメージによる発想法を使いこなせるようになると、富は必要なときに、いつでもつくり出せるようになる。
そう、『アラジンと魔法のランプ』のように。
(本稿は『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』の一部を抜粋・編集したものです)