近視は万病のもと!近視だと「発症率845倍」に跳ね上がる病気とは?写真はイメージです Photo:PIXTA

「視る投資」、それは目を正しく使って未来まで視力を無くさないこと。現代生活で「視る力」が低いと目の疲労が脳疲労や全身の疲労へと深刻化し、生活の質も低下。そのまま働き続けると、目の病気をも招きかねないのだ。予約が取れない眼科医が脳がフルドライブする目の習慣を紹介する。本稿は、平松 類『視る投資 世界中の研究機関で科学的に証明された脳活性化メソッド』(アチーブメント出版)の一部を抜粋・編集したものです。

正しく視れば
脳の生産性は上がる

 私がいったいなぜ“視る投資”をおすすめするのか、お話しします。

 1つ目の理由は、お金の投資と同じで、早く始めるほど大きなリターンが望めるからです。投資のセオリーとして「投資期間が長ければ長いほどお金を増やしやすい」という傾向があります。つまり、いつから始めてもよいのですが、早く始めれば始めるほど、大きなメリットを期待できます。

 これは一般論になりますが、投資には「短期投資」と「長期投資」があります。

 短期投資とは、1日で完結するデイトレードや、数日から数週間で完結する取引を指します。常に値動きを当て続ける必要があるため、消耗することもあります。

 一方、長期投資とは、数年~数十年かけて行う投資のことです。

 日々の値動きに一喜一憂せずに済みますし、複利効果を活かすことができます。

 複利効果とは「元金だけでなく、その利子にも利子がつく方式」をいいます。

 つまり長期投資のほうが、お金を増やす力が非常に強いわけです。

「長期投資こそ投資の基本」とされているのは、そのためです。

 この話を、「視る投資」に当てはめて考えてみてください。

「なるべく長期にわたる“視る投資”のほうが、大きな効果を得やすい」

 そんな法則が浮き上がってくるはずです。

「人生100年時代」といわれます。

 あなたの目が100歳まで不自由なく視えているように、少しでも早くから取り組みませんか。なんといっても「今日」が一番若い日なのですから。

「視る投資」に早く取り組んだからといって、デメリットはゼロ。

「正しく視れば、脳の生産性はより上がる」というメリットしかありません。