「子どもの目を守れる」親がしている3大習慣Photo: Adobe Stock

新型コロナウィルスの影響で、世の中が大きく変わりつつある。そんな変化の激しい現代において「子どもに何をしてあげられるか」と悩んでいる親は多いのではないだろうか。
そこで、これまで教育を軸に取材を重ねてきた著者が、教育学、心理学、脳科学等、さまざまな切り口の資料や取材を元に「いま、最も子どものためになる」ことを『子育てベスト100──「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり』にまとめた。
「家での勉強のしかた」から「遊び」「習い事」「運動」「食事」まで、子育てのあらゆるテーマをカバー。100の「してあげたいこと」を実践するにあたっては、さらに詳細な「421の具体策」で、実際に何をどうしてあげればいいのかまで丁寧に落とし込んでいる。
発売早々、高濱正伸氏(花まる学習会代表)が「画期的な1冊が誕生した。長年の取材で得た情報を、親としての『これは使えるな』という実感でふるいにかけ、学術研究の裏付けやデータなども確認した上でまとめあげた力作である」と評するなど話題騒然の1冊だ。本稿では、特別に本書から一部を抜粋・編集して紹介する(イラスト:大野文彰)

子どもの目が悪くなっている

 文部科学省が行なった「学校保健統計調査(平成30年度)」によると、「裸眼視力1.0未満」の子の割合は幼稚園26.68%、小学校34.10%で、小学校では過去最高となりました。

「裸眼視力0.3未満」だと小学校で1割弱、高校生になると約4割にのぼり、小学校でも高校でも過去最高の割合となっています。

 近視は遺伝もありますが、子どもたちの外遊びが減り、電子機器を扱う時間が増えたことも大きな要因とされています。

 電子機器が発するブルーライトは、網膜に到達するほどエネルギーが強く、近くで見るほど浴びる量が多くなります。とくに子どもの目はピントを合わせる調整力が強く、目の中に入る光の量も大人に比べて数倍多いので、電子機器から出るブルーライトの影響を受けやすいのです。

 また、大人は1分間に15~20回ほどまばたきをしますが、子どもは角膜を覆っている涙の膜がしっかりしているため、2~3分間まばたきなしで画面を見つづけることができます

 しかし、長時間画面に向かっているとやはり目が充血し、乾燥による角膜障害が起きます。

 小学校でもプログラミングの必修化や電子黒板、タブレットの導入など、パソコンやタブレットを使う時間が増えていくことから、目の健康を守るためのケアを行なう必要があります。

 では、子どもの目を守るにはどうすればいいでしょうか?

【その1】コロナ対策をしながら「1日30分の外遊び」をする

 ブルーライト研究の第一人者である慶應義塾大学医学部の眼科医、綾木雅彦特任准教授は、日光に含まれるバイオレットライトには近視の進行を抑制する効果があるので、外遊びによって日光を浴びることを勧めています。

 子どもの近視の進行は世界的にも問題になっており、シンガポールでは子どもの目のケアに対する政策として、1日30分の外遊びを推奨しているといいます。

【その2】スクリーンから目を離す

 ブルーライトの影響は、目からの距離の二乗に反比例するといわれています。たとえば20センチと2メートルを比べると、20センチでは2メートルのときの「100倍」も大きな影響を受けます

 テレビを見るときはたいていの場合、1メートル以上離れているため影響は少ないのですが、顔から約20センチの距離で使用するスマートフォンや40~50センチの距離で使用するパソコンでは、ブルーライトの影響はより大きくなります。

 ノートパソコンやタブレットを長時間使う場合は、モニターにつなぐと、画面との距離を60~70センチほど空けられるので、ブルーライトの影響を和らげることができます。

【その3】20分、画面を見たら目を休ませる

 米国眼科学会は、「20-20-20ルール」を推奨しています。「20分」ごとに「20フィート」(約6メートル)以上離れた場所にあるものを「20秒」以上見るようにして、目を休ませるというルールです。

 20分間スクリーンを見たら、遠くを見たり、目を閉じたりして、緊張していた目を休ませます。

「子どもの目を守れる」親がしている3大習慣

(本原稿は、『子育てベスト100──「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり』から抜粋・編集したものです)