頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか?
ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが19万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。

上司から仕事を頼まれた時にバレる「仕事ができる人」と「ダメな人」の分岐点とは?Photo: Adobe Stock

言われたとおりやるだけでは、仕事ができない

「コンビニで牛乳を買ってきて」と依頼されたら、あなたはどうしますか?

当然、言われたとおりにコンビニに行き、牛乳をピックアップしてレジに並び、買って帰ると思います。

では「来年度の新卒採用プランを考えて」と上司から依頼された場合はどうでしょうか?

言われたとおりに、ただ「考えた」だけでは、仕事を達成したことになりません。

前者の「コンビニで牛乳を買ってきて」では、依頼=TODOになっています。

一方で、後者の「採用プランを考えて」は、依頼がそのままTODOにはなっていないのです。

この大きな差は「TODOを実行できる単位まで分解できるかどうか」に他なりません。

「実行可能な単位」まで仕事を分解できるか

「コンビニで牛乳を買ってきて」という依頼は、TODOの分解が無意識にできてしまいます。

そのため、いちいち考えなくても「一つのTODOの単位」として実行することが可能です。

一方で、「新卒採用プランの作成」はどうでしょうか?

過去に同じような経験がある人や、採用のプロフェッショナルでもない限り、TODOとして実行可能な単位まで無意識のうちに分解するのは難しいと思います。

そして、仕事では「無意識のうちに分解できない」ことを依頼されるケースがほとんどです。

つまり、仕事を「実行可能な単位まで分解できるかどうか」が、仕事ができる人とできない人を分ける分岐点となります。

仕事を分解する3ステップ

それでは、やるべきことが具体的にイメージできていない仕事に対し、どのようなステップを踏めばTODOへと分解できるのでしょうか?

仕事を分解するためには

①最終のゴールを握る
②道筋をつける
③TODOを実行する

の3ステップが必要です。

(本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の一部を抜粋・編集したものです)