わが国は、われわれ国民が選挙で選んだ人々が政府を運営するという基本的な考え方に基づき建国された。しかし、現在の米国はそうなっていない。法的な命令のほとんどは、議会が制定した法律ではなく、選挙で選ばれていない官僚たちが公布した「規則や規制」であり、毎年何万件も出されている。政府の法執行に関する決定や裁量的支出の大半を行っているのは、民主的に選出された大統領でも、大統領に政治任用された人々でもなく、政府機関に何百万人もいる公選も政治任用もされていない公務員だ。彼らは、公務員に対する保護措置のおかげで自分たちが解雇される心配はないと考えている。これは反民主主義的であり、建国者のビジョンとは正反対の状況だ。そのために納税者は極めて大きな直接的・間接的コストを負担している。ありがたいことに、われわれはこの問題を解決する歴史的チャンスを手にしている。11月5日に有権者たちはドナルド・トランプ氏を圧倒的多数で大統領に選出し、抜本的改革を委ねた。彼らはそうした改革を手に入れるに値する。