人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
コンビニでバイトを始めた。勢いよく入ってきたおじさんが、ぶっきら棒に「タバコ、いつもの!」と言い捨てた。残念ながら、初めて見かけるおじさんの好みはわからない。
「番号でご指定ください」と言ったが、「なんでわかんないんだ!」とヒートアップしている。「わかるかボケ!」と返したいが、そうもいかない。さて、どうする?
(B)「申し訳ありません。私、エスパーじゃないので」と神妙に告げる
(C)「『いつもの』でわかってくれるお店で買ってください」と追い返す
正解は……
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
B
△ (A)「少々お待ちください」と言って店長か先輩の店員を呼びに行く
◎ (B)「申し訳ありません。私、エスパーじゃないので」と神妙に告げる
× (C)「『いつもの』でわかってくれるお店で買ってください」と追い返す
解説
おじさんは、きっと急いでいたのでしょう。過去に「いつもの」で通じた成功体験があり、またその快感を味わいたかったのかもしれません。何にせよ、極めて迷惑です。
どの対応をしてもますますヒートアップするのは確実。そういう意味ではどれでもいいんですけど、あえて順番を付けると、丁寧さを保ちつつ相手をおちょくっているBがベスト。「負けずにしっかり対応した」という満足感を覚えることができそうです。
Aは妥当と言えば妥当な対応ですが、腹の立つおじさんに背中を見せるみたいで、気分はよくありません。本当ならCぐらい言ってやりたいところです。ただ、本格的にキレられたら面倒だし、新米バイトが勝手にお客さんを追い返すのはさすがにやりすぎかも。