リズムを考え会話に滑り込ませれば
面白く仕上がる「続けモノ」

 GW明けで仕事モードになかなか突入できないかと思い、今回は、ダジャレ研究の本流から少し外れて、お遊び的亜流のネタでいってみます。というか、そもそもダジャレについて書かせていただいていること自体、由緒正しきダイヤモンド・オンラインにあっては相当な亜流となっているのでありますが……。

 その、ネタとは「続けモノ」です。これは「同尾文続き」「意味つなぎ」の大きく2つに分けられます。さらに「同尾文続き」に関しては、「2段重ね」「3段重ね」とあり、どちらも使い方を考えてうまく滑りこませれば、ダジャレより簡単に会話にフィットさせることが可能。

 というのは、ごく普通に単語を言ってから別の単語を加えるので、レシーバーが言葉遊びに対して準備不足でも意味が伝わるし、面白がる余裕ができるから。

 また発するほうも、1語にまとめるというしばりがないので、思いついたまま垂れ流しても、ある程度リズムにさえ乗っていれば、面白く仕上がるものです。 
    
 石黒式ダジャレの定義では、助詞や助動詞を入れて前後で成立させる、単語の「かかり」がないものはダジャレと認めないのですが、このネタではそんなこと関係なしで垂れ流せるというわけ。参照:連載第8回< 助詞・助動詞を含むのは「お子様ダジャレ」オトナのみんなは「ワンワード一致スタイル」で>

 ですので、慣れとしてダジャレまではなかなか踏み込めないとう人にも有効なコミュニケーションツールとなりえます。