2位はウイルテックで平均年収は356.8万円だった。同社は、製造業における製造請負・製造派遣や、ITエンジニアの派遣といった人材アウトソーシング事業を手掛けている。従業員数は3183人と、トップ5の5社の中で最も多い。

 続いて3位はBCC。ITに特化した営業人材の派遣や業務請負を行う企業だ。平均年収は361.0万円だった。

 4位は日本駐車場開発で、平均年収は375.1万円だった。同社は駐車場関連のコンサルティングやテーマパーク運営を手掛けている。

 今回のランキングで対象となった23年7月期は売上高319億円(前期比21.3%増)、営業利益62億円(同35.3%増)、純利益44億円(同41.1%増)と大幅な増収増益だった。売上高、営業利益、純利益全て、過去最高の業績だったという。

 5位は総合ビルメンテナンス業などを手掛けるビケンテクノ。平均年収は380.1万円だった。

トップ5は前年のランキングと変わらず
平均年収はどう変化したのか

 冒頭で、今回のランキングで1位だったグローバルスタイルは2年連続の1位だと述べたが、実はこのトップ5社の順位全てが昨年と全く変わらなかった。

 前回のランキングと比較した、平均年収の変動は以下の通りだった(詳しくは『年収が低い会社ランキング2023【大阪府・200社完全版】』参照)。

1位 グローバルスタイル -5.6万円
2位 ウイルテック +5.3万円
3位 BCC +3.5万円
4位 日本駐車場開発 +15.2万円
5位 ビケンテクノ +15.4万円

 グローバルスタイル以外の4社は前回(対象期間は22年5月期~23年4月期)から平均年収がアップしていたが、上位脱出とはならなかった。

 国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、23年における民間企業の平均給与は460万円だった。今回のランキングでは、22社がこれを下回った。

 次ページ以降では、6位以下も含めた全200社を掲載する。

(ダイヤモンド・ライフ編集部)