皆さんは、毎朝どんなことをされていますでしょうか? 頭のいい人、仕事のできる人、有名経営者が決まってやっている毎朝のルーティーンがあるとしたら、知りたいと思いませんか? 話題の書籍『毎朝1分日記』の著者、三宅裕之氏は、「毎朝1分間日記を書くだけで、奇跡のように人生が激変する」と言います。本記事では、毎朝たった1分の行動で奇跡を起こす方法についてまとめられた『毎朝1分日記』より、本文の一部を抜粋・再編集してお届けします。

頭のいい人が、毎朝やっているたった1つのことPhoto: Adobe Stock

頭のいい人が毎朝やっていること

 いま、有名経営者や芸能人による、モーニングルーティンや朝活が話題になっています。コロンビア大学教育大学院やINSEADビジネススクールで研究し、実際に5000人以上をコーチングしてきたビジネスコーチとして、お勧めする朝の習慣があります。

 それは、「毎朝1分日記」です。

 やり方は簡単、毎朝1分間日記を書くだけで、奇跡のように人生が激変する。

 信じられないかもしれませんが、これは多くの方々が体験し、私が目の当たりにしてきた紛れもない事実です。

書くことはたった二つだけ。
それだけで奇跡のように人生が激変する

 書くことはたった2つだけ。

・前日にあった「グッド」(よかったこと、感謝したこと、気づいたこと)
・今日やりたい「チャレンジ」(挑戦したいこと、変えたいこと)

 難しく考える必要はありません。

「昨日はこんないいことがあった、感謝をした、こんな新しいことに気づいた」
「今日はこんなことに挑戦したい、こんなことを変えたい」

 毎朝、それを書くだけでいいのです。

「何もいいことがなかった……」と感じた日はどうすればいいのか?

 たったそれだけで、自分の毎日がどれほどのよいことやあたらしいことに満ちているかに気づけるようになります。

「何もいいことがなかった……」と感じる日でも、家族や仲間、電車の運転手さんやオフィスをきれいにしてくれる掃除係の方があなたを支えてくれています。仕事があること、現代の日本に暮らしていることだけでも十分「いいこと」です。

 今日のチャレンジも、ほんの小さな一歩でかまいません。本を読む、がちょっと重たいなら、今まで読んだことがない雑誌を立ち読みするだけでもOK。コンビニのお姉さんに笑顔であいさつする。曲がったことがない角を曲がってみる。あなたが今、この本を手に取っていることも、とても大きなグッドであり、チャレンジです。

毎朝1分日記は「ご縁」と「運」を引き寄せてくれる

 毎朝1分日記で、これまで何げなく過ごしていた毎日からグッドとチャレンジを見つけ出す。この習慣を続けるだけで、「感謝」「気づき」「挑戦」「変化」をどんどん積み重ねていくことができます。

 毎日書き留めたグッドとチャレンジの中に、あなたの将来を切り開くヒントが必ず見つかるはずです。

 そしてもう1つ。毎朝1分日記は「ご縁」と「運」を引き寄せてくれます。といっても、スピリチュアルな話をしているわけではありません。

 今から目を閉じて、数秒間、「黒」という言葉を強く意識してみてください。そして目を開けると、視界に黒いものが入ってくるはず。これは心理学で「カラーバス効果」と呼ばれる現象です。日記を書き、自分にとって大切なこと、興味があること、感謝していることを意識することで、これまでなら気づかなかった小さなチャンスや出会いを、見逃すことなくものにできるようになるのです。

 日記がなくても、お手持ちの手帳でも構いません。最初はスマホのメモでもボイスメモでもOK。ぜひ今すぐ1分だけ時間をとって実践してみてくだい。1分後には効果を実感できるはずです。