労働力人口の約2人に1人が45歳以上といわれる現代。となると、やはり60代以降も働くことを想定した人生設計が求められる。そうした生き方を実現するために、40代から意識し始めるべき“パラレルキャリア”の考え方について、40代を迎えた大ヒット漫画家・よしたに氏の漫画『大人ぼっちマニュアル 40代からの人生攻略を専門家に教えてもらいました』(幻冬舎)より一部を抜粋・編集してお送りする。
40代からチャレンジすべき!
“パラレルキャリア”とは
40代からのキャリアや副業を一人で考えると、ついこれまでやってきたことの延長線上にあるものばかりが目につきますが、一歩踏み出してみたら意外なサードプレイス、自分の中に潜む能力に気づくことがあるのかもしれません。
ただし、新しい環境で副業やパラレルキャリアに挑戦する際には、気をつけるべきこともあるとのこと。
「面白くなっちゃうとのめり込んで疲れてしまう人がいます。土日を使って活動をして、楽しい間はその疲労を自覚しないのですが、気づけば長期にわたってしっかり休息せずに動いていて、突然バタッと倒れて1週間動けなくなった……。なんてことがあるんです。そうならないよう、優先順位をつけてやることとやめることを決められるようになることが大切です。マルチタスクを身に付けるということも、ひとつの学びとして意識していただきたいです」(法政大学大学院政策創造研究科・石山恒貴教授)
40代としての心身と時間を大切にしながら、いつまでもチャレンジする若々しい心を持って楽しく仕事を続けていきたいですね。