北朝鮮がウクライナ戦争でロシアへの兵器供給量を増やし、同国との軍事協力を強化していることが分かった。ロシアからは代わりに資金や原油が北朝鮮側にわたっているとみられる。最近撮影された複数の衛星画像は、北朝鮮がロシアへの弾薬供給量を増やしていることを示している。また国内の武器生産能力を強化し、ロシアが戦争遂行に必要とする兵器を大量に生産している。ロシアは北朝鮮からの支援により、疲弊したウクライナ軍に対して優位性を維持。これにより、戦争終結を求めるドナルド・トランプ次期米大統領からの圧力に抵抗できる可能性もある。一方、北朝鮮はロシアから必要不可欠となっている資金や原油をすでに受け取っている。欧米当局者らは朝鮮半島で戦争が起きた場合、北朝鮮がロシアに機密の核技術や物資面での支援を求める可能性を懸念している。