大型のピックアップトラックが当たり前の国で、ごく小型のトラックがドライバーの心をつかんでいる。だが所有者によると、日本から輸入された軽トラックが公道から排除されつつある。軽トラは独フォルクスワーゲンのビートルより小さく、オートバイによく使われているエンジンを搭載している。しかし荷台は、米国の自動車メーカーが製造するフルサイズのピックアップトラックと同じくらい大きい。土地と天然資源に乏しい日本では、その小ささと実用性が長所となっている。そんな軽トラが米国で最近売れている。所有者によれば、軽トラは大きなピックアップトラックでできることはほぼ何でもできる上、見た目もかわいらしく、他のドライバーが嫉妬するといったおまけもついてくる。ほぼ何でも大きければ大きいほどいいとされるテキサス州のような州でも、軽トラは飛ぶように売れている。