「頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか?
ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが19万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。
生産性向上のための思考法
日々「生産性向上」「効率アップ」をうたった多種多様なツールが生まれ、世の中の生産性はどんどん高くなっていきます。
それでも、断言できます。
世の中の仕事には、まだまだ「無駄が多い」のです。
仕事が速い人は常に最短で目的達成する思考を持っています。
自分がすべきTODOが明確になったとしても、さらに、本当に意味のあるTODOかどうかを考え、不要なTODOを削ぎ落とすことに時間をかけます。
さきほどの「資料化に価値はない」というエピソードも同じです。
「そもそもリサーチした情報を資料(PowerPoint)できれいにまとめる必要があるのか?」を私自身が考えておらず、TODOも削ぎ落としていませんでした。
無駄なことに時間を使ってしまい、本来生み出すべき価値が低くなってしまったのです。
不要なTODOを削ぎ落とすために必要なのは
「どうしたらサボりつつ、求められている成果を出せるか?」
と自分に問い続けることです。
不要なTODOを削ぎ落とす具体策
では、具体的に不要なTODOをどう削ぎ落とせばいいでしょうか?
答えは極めてシンプルです。
上司や取引先などの関係者と一緒に、「不要なもの」を決めればいいのです。
さきほどの「資料化」のエピソードでは、「リサーチの時間を多くとるために、きれいに資料をつくらない方がいいのではと思いますが、いかがでしょうか?」と、上司に一声かけることで「資料化する」というTODOが丸ごと消えます。
たった5秒上司に聞くだけで、10時間が浮くのです。
取引先でも同様です。
「紙資料は使わずに、資料投影でよろしいでしょうか?」
「対面ではなくオンラインでよろしいでしょうか?」
など、ほんの少しのコミュニケーションで、印刷時間や、移動時間などを大幅に削減できます。
また、資料の中身を作成するなど、複雑な仕事でも同じです。
資料に必要な目次や内容を、事前に上司と握ることで、無駄に考える時間や、資料作成の時間を削ぎ落とすことができます。
(本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の一部を抜粋・編集したものです)