奇跡は自分のなかにある、だから生まれ変わりさえすれば、きっと人生の逆転劇を起こせるに違いない――。「やればできる!」と思考が変わる話題のベストセラーが日本に上陸。31歳、一度は人生をあきらめた著者が再起できたのは、古今東西の成功者たちが持つ「6つのマインド」にあった。3000冊を超える本を読み、抽出された「プラス思考」「決断力」「切実さ」「愚直さ」「謙虚さ」「根気」を武器に、一度しかない人生、「なりたい自分」になる方法を1冊に凝縮。新刊『たった一度でもすべてをかけたことがあるか』から成功につながるノウハウを紹介する。
自分との約束を守るのが成功の始まり
失敗から自己肯定感を回復させる最もよい方法は、新たな挑戦をして成功することです。何かに失敗したとしても、その失敗から教訓を得て、他のことで成功すれば、自己肯定感は高まります。ここでも「小さなことから始める(P96)」の法則が当てはまります。小さなことから成功していくほうが易しいからです。
なかでも読書は、最もお勧めできる方法です。本にはさまざまな失敗と成功の実例が載っています。本を読んで、そこに書かれた方法のうち、自分がすぐにできそうなことをひとつずつ実行していけば、達成感を味わうことができます。実際、一冊の本を読むだけでも、何かを達成したことになります。
自分で知識が足りないと思う分野に関する本から、まずは手に取ってみましょう。印象に残った記述をメモしたり、写真を撮ってもいいでしょう。気に入った本を1、2冊選んで、手元に置いて繰り返し読んでみましょう。
失敗によってダメージを受けた自己肯定感は、小さな成功で回復させることができます。努力が成功に結びつけば、再びその気分を味わいたくて努力するようになります。些細なことに見えても、何か成功を経験してみましょう。
成功は遠くにあるものではありません。自分との約束を守るのが成功の始まりです。早起きしようと決めたら、あとは布団をはね除けて起き上がればいいだけです。
(本記事は、『たった一度でもすべてをかけたことがあるか』から抜粋、一部編集したものです)