信頼でき、かつ発信力のある方を見つけ、その方を媒介にして誰かに関するポジティブな情報を自然に伝播させる、ということを上手くやれれば、なかなかの策士です(ただ、もちろん、グルになってやることを、強くおすすめしている訳ではありませんので悪しからず)。
シンプルだが効果的
アドバイスへの感謝
これは、その人が発した言葉や振る舞いが、「学びに繋がった」ということを伝える方法です。前述のように、その人の姿勢や生き方に共感したり、過去にしてもらったことに感謝するという方法は大変効果的ですが、その人のことを、ある程度観察したり、時間を共にすることも必要です。これは、相手の言動に対して即使えるので、前述の技法よりも簡単です。
方法は至ってシンプルです。何かのアドバイスをもらったり、気付きを与えてくれたときに、すかさず「その○○というお話は、大変学びになります」「参考になります」などとコメントするだけです。
伝える内容については、具体的であるほどいいでしょう。私は、相手が年下の方でも、本当にそう思えば伝えるようにしています。簡単に聞こえるかもしれませんが、これを意識的にやっている人も、やはり少ない気がします。
「学びや気付きになった」ときの言い回し例
●「教えてくれた○○の話、本当に参考になったよ」
●「○○というご指摘、大変勉強になりました」
●「いただいた○○というアドバイス、必ず反映します!」
できれば、その後、実際に参考になった発言やアドバイスを踏まえ行動し、得られた成果について、「そのときの学びを活かして行動し、こんないいことがありました!」と、報告までできれば最高です。相手が目上の方なら、この方法はとくに効果的です。きっとまた、有益なアドバイスをしてあげようと思ってくれるはずです。
ちなみに私は、後輩であれ、家族であれ、アドバイスをもらったらとりあえず一度、何らか試してみることにしています。そうでないとアドバイスをくれた方に失礼だと思いますし、新しい世界への扉を自ら閉ざすことになるとも思うからです。