山火事に見舞われているロサンゼルス地域に電力を供給している公益事業者の1社が、設備による火災発生を防ぐために広く採用されている安全対策を実施していなかったことが分かった。この対策は、カリフォルニア州の他の大手電力供給事業者はすべて導入している。規制当局への提出書類によれば、ロサンゼルス水道電力局 (LADWP)は強風時にシステムの一部を予防的に停止する計画を策定していないが、カリフォルニア州の他の電力事業者は火災リスクが高まった際に定期的にこの措置を講じている。危険な強風がロサンゼルスを襲う恐れがある中、LADWPのシステムは通電が続き、その後の強風によって大規模な被害が発生したことで数万人の顧客が停電に見舞われた。