米コーヒーチェーン大手スターバックスが利用者やスタッフの安全性や店舗での体験向上に向け、北米地域のカフェを対象に今月中に新たな行動規範を導入することが分かった。これまでは7年近くにわたり、商品を購入しない場合でも店舗内にとどまりトイレを利用したりすることなどが認められていたが、これが禁止されるという。同チェーンは新たなルールに基づきハラスメントや暴力、脅迫的な言葉、外部からのアルコールの持ち込み、喫煙、そして店内での物乞いを禁止する看板も店舗に設置する。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこれらの方針が示された従業員向け通知を確認している。スターバックスは来店客数や売上高の減少に対応しようとしており、今回の顧客向けの新たな行動規範はより快適な店舗を実現する幅広い取り組みの一環となる。