トランプ次期米政権で厚生長官に就く準備を進めているロバート・ケネディ・ジュニア氏を巡り、同氏のアドバイザーを務めていたワクチン懐疑論者の2人が政権移行チームにより排除された。事情に詳しい関係者らが明らかにした。ケネディ氏の「メーク・アメリカ・ヘルシー・アゲイン(MAHA、米国を再び健康に)」運動が掲げるワクチン政策について、意見の相違が浮き彫りになっている。事情に詳しい関係者らによれば、ケネディ氏のアドバイザーを務めるステファニー・スピア氏と弁護士のアーロン・シリ氏は、ワクチン政策にほとんど関係のないポストの面接であっても候補者らにワクチンに対する考えを聞いていた。関係者らはまた、ケネディ氏も予防接種に関連する質問を行っていたとしている。同氏は早ければ来週にも、厚生長官人事に関する公聴会が議会議事堂で始まる。