マイク・ジョンソン米下院議長(共和、ルイジアナ州)は15日、政府情報機関の監視を担う下院情報特別委員会のマイク・ターナー委員長(共和、オハイオ州)を突如解任した。事情に詳しい関係者らによれば、今回の判断はドナルド・トランプ次期大統領の支持を得たうえで下されている。ターナー氏はロシアとの戦争が続くウクライナへの支援を呼びかけるなど、一貫して従来の国家安全保障観を最も声高に主張してきた議員の1人。トランプ氏はウクライナへの追加支援に批判的な意見を示し、戦闘終結を望んでいるとこれまでに述べている。今回の情報特別委員会の人事刷新は、トランプ氏が議会指導部に及ぼす影響力を浮き彫りにしている。事情に詳しい関係者は、トランプ氏がこの決定に直接関与していると述べた。ターナー氏はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、判断は「(トランプ氏の邸宅の)マールアラーゴからの懸念」に由来すると伝えられたと明かしている。
米下院議長、情報委トップを解任 トランプ氏も判断支持か
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