トランプ次期米政権の国務長官候補に指名されているマルコ・ルビオ氏が、15日に上院での指名公聴会に挑んだ際、次期政権の中東担当特使であるスティーブ・ウィトコフ氏はカタールを訪れ、ガザ停戦合意の交渉を支えていた。二カ所で同時進行した今回の出来事は、従来の国家安全保障閣僚が、紛争地域や外国政府と直接交渉する6人の特使や顧問と舞台を共有する形を明示している。外交政策チームを編成するうえでの、ドナルド・トランプ次期大統領の斬新な方針を浮き彫りにした形だ。この新たな体制は、政策プロセスの管理強化を狙うトランプ氏の意向を反映。また伝統的なメンバーと並んで、自身の優先事項を実行する忠実な人材を配置する同氏の決意も示している。