ベス・ハマック氏が昨年、米クリーブランド地区連銀の総裁に選ばれた際、ウォール街の元同僚の1人は、金融政策においてハマック氏が重要な役割を演じるのに時間はかからないだろうと予想した。ハマック氏は期待を裏切らなかった。米金融大手ゴールドマン・サックスの財務担当幹部だった同氏は、米連邦準備制度理事会(FRB)の直近の会合で利下げの決定に反対した。連邦公開市場委員会(FOMC)会合に参加するのは同氏にとってまだ3回目だった。ハマック氏は14日のインタビューで、物価は数年前と比べてはるかに高いだけでなく、「われわれは依然としてインフレの問題を抱えている」とし、変化率も問題であり、対処が必要との認識を示した。「素晴らしい進展があったが、われわれは最後まで仕事をやり遂げる必要がある」と述べた。