「やりたくない仕事」が苦痛…独立や起業はアリ?→起業家が教える「意外な答え」写真はイメージです Photo:PIXTA

「けんすう」の名で発信を続ける連続起業家・古川健介氏のもとには、中高生から大人まで様々な人たちの相談が寄せられる。当連載「けんすうの頭の中」では、心のモヤモヤがスッキリ晴れる、けんすう氏の回答を紹介する。第16回は【やりたいプロジェクト以外が苦痛】と悩む、26歳からの相談だ。

やりたいプロジェクト以外が苦痛…
独立や起業はアリ?

 私は26歳(社会人4年目)のITエンジニアです。会社では4件の案件を担当しており、2件はプロジェクトリーダーと開発、残りの2件は開発のみを担当しています。

 4件のうちの1つに私が企画立案を行い、始動した案件があります。その案件が他案件よりも楽しいです。ただ、そのせいで他案件に従事している時間が苦痛です。

 他案件の量を減らせるように上司に相談しているのですが、人手不足もあり、なかなかうまくいきません。立ち上げた案件自体が楽しいというよりも、「自分が一から考えて、そこから思考錯誤しながらより良いものとは何か」を考えるのが好きだと思っています。

 4年前から個人開発(未収益)をしていたので、このタイミングで転職するか、起業しても良いかと思っています。

 ただ、会社員としての福利厚生の旨みを捨てるのも少し気がかりですし、現状の個人開発では収益化が上手くいっていません。

 会社員を継続しつつ、個人開発や起業で食えるまでは並行した方がリスクはないと思いますが、自分が立ち上げた案件以外の時間が辛く、会社員としての時間を個人開発などに充てた方が良いのではないかと漠然と考えています。

 別の案として、1年間働かなくても生活できるだけの貯金を行い、その1年間で個人開発に力を入れて、収益化を目指すのも手かと思いますが、収益化できるかどうかわからない状態で挑戦するのが怖いです。

 けんすうさんならこの時、どんなキャリアを選択しますか。