「ストレスは嫌だけど管理職を目指すべき?」→起業家の答えが納得すぎて、ぐうの音もでなかった!写真はイメージです Photo:PIXTA

「けんすう」の名で発信を続ける連続起業家・古川健介氏のもとには、中高生から大人まで様々な人たちの相談が寄せられる。当連載「けんすうの頭の中」では、心のモヤモヤがスッキリ晴れる、けんすう氏の回答を紹介する。第1回は「ストレスを抱えたくないけど、管理職を目指すべき?」と悩む37歳男性からの相談だ。

------以下、けんすう氏のnoteマシュマロに寄せられた相談・回答をお届けします------

ストレスを抱えたくない……それでも、管理職を目指すべき?

 8月にキャリアプランの上司への伝え方の記事を参考にして、自分なりに現状の整理と、自分の上司への伝え方を考えました。この伝え方、キャリアプランに対して、けんすうさんに突っ込んでいただけると幸いです。

「ストレスは嫌だけど管理職を目指すべき?」→起業家の答えが納得すぎて、ぐうの音もでなかった!けんすう(古川健介) アル株式会社代表取締役。学生時代からインターネットサービスに携わり、2006年株式会社リクルートに入社。新規事業担当を経て、2009年に株式会社ロケットスタート(のちの株式会社nanapi)を創業。2014年にKDDIグループにジョインし、Supership株式会社取締役に就任。2018年から現職。会員制ビジネスメディア「アル開発室」において、ほぼ毎日記事を投稿中。

◆プロフィール:
・37歳男性、東京在住で独身(彼女あり)
・大手企業に新卒で入社し、目標であった2カ国での駐在をして3年前に帰国
・キャリア初期の目標(海外経験など)は達成済みで、現在は新たな目標がない
・これまでのキャリアで得た知識と人脈を活かし、組織内での貢献度は高く、重要な仕事を任されている
・大きなやりがいはないが、現在の仕事内容に不満もなく、恵まれているとも感じている
・プライベートでは、副業、筋トレなどスポーツ、彼女、友人との時間、読書などを楽しんでいる
・副業は会社に報告せずに行っており、自己責任で進めている
・資産は1億円以上あり、投資の知識もそれなりにあるため、働かなくても生活は可能

◆現状の悩み:
・現在の会社では管理職以外での昇給が難しい
・管理職になる意欲はあるが、そのために労力をかける意欲は低い
・現在の給与に不満はなく高い水準にある。給与よりも労働時間を減らしてプライベートの時間を増やしたい
・上司は長時間労働を好むが、自分は労働時間を減らしつつ現状の役割を維持したいと考えている
・上司との労働時間に関する考え方の違いからストレスを感じることが増えている