甘いものがやめられない
カロリーは食事で調整すればいい?
Q 甘いものが大好きで、毎日夕方にケーキや大福などを食べるのが習慣になってしまっています。間食した分、朝昼晩の食事量を減らせば痩せられますか?
お菓子やケーキなど甘いものを食べるために食事量を減らしている方は要注意です。栄養バランスの整った食事をしないと、満足感を感じなかったり、栄養が不足して代謝がスムーズに行われずに逆に太りやすくなってしまいます。
好きなものを我慢しすぎるとストレスがたまるので、甘いものをシャットアウトするのはよくありませんが、1日3食、主食、主菜、副菜を揃えたバランスの良い食事をベースにして、できるだけ控えていきましょう。
Q「ゼロカロリー」のお菓子や飲み物なら、食べても太りませんか?
ゼロカロリーでも甘味があるのは、「人工甘味料」を使用しています。人工甘味料は、基本的に少ない量で何倍も甘く感じることができるという特性があります。また、中毒性があるといわれていて、摂取し続けるとやめられなくなってしまうことも。
「最近食べ過ぎている」という時や、どうしても運動ができない期間などに、たまに取り入れるのはいいと思いますが、果物などの自然な甘みに慣れていくことをおすすめします。
Q よく聞く「トクホ商品」とはどんなものでしょうか。痩せるための助けになりますか?
市販の緑茶やウーロン茶などトクホ(特定保健用食品)のマークがついている商品が増えてきました。特定保健用食品とは、消費者庁の許可を受けて効果を表示できる食品で、体脂肪を減らすのを助けたり血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けるなどの保健の効果が科学的に証明されているものです。
しかし、トクホマークがついていても「取れば食べたものをチャラにしてくれる」というものではありません。いくらトクホマークの商品を選んでも、食べ過ぎれば脂肪に変わります。トクホマークの商品を取っているからと安心して、食べ過ぎていては本末転倒です。
食生活を見直して運動習慣をつけるのがダイエットの基本です。その上で、自分に合ったダイエットを見つけて健康につなげていきましょう。