挫折をしないで、上手に長く続けられる人の習慣とは?挫折をしないで、上手に長く続けられる人の習慣とは?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

新年を迎えたときに決めた今年の目標をいつの間にか忘れてしまっている、なんてことは多くの人が経験あるのではないでしょうか?「今年こそは…!」と思いつつも続けられない……。 そこで、今回は吉井雅之氏監修の新刊『「続けられる人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社刊)から、長く続けられるコツについて、抜粋して紹介します。

長く続けられる人が「チャレンジ精神」より大切にする、
スタート時の心構えとは?

 腕立て伏せと腹筋を毎日50回やる!1カ月で10kgやせる!何かをはじめようとするとき、いきなりハードルを上げる人がいる。

 そのチャレンジ精神は素晴らしいが、多くの場合、ほどなく挫折してしまう。最初からハードなことをこなすのは難しく、数日で息切れして、「だめだったか……」と肩を落とす羽目になるだろう。

 習慣づけるには最初が肝心。何かを長く続けられる人は、やりはじめのころは難易度の高さを求めない。無理なくできる簡単なことからはじめるものだ。

 ハードルを低く設定すれば、開始早々に脱落する可能性がぐっと低くなる。まずは「自分はできる」という自信を積み重ねていくのが大事なのだ。難易度を高めても大丈夫だと思うようになったら、そこでハードルを上げるようにすればいい。

最大の敵!「モチベーションの低下」は
期限を決めないことも大きな要因だった!?

 体を引き締めたいから筋トレに励む。健康のために早寝早起きを習慣にする。新しい知識を得るために本を読む。このように新しいことに取り組みはじめたものの、何となくやる気が続かなくなる場合がある。

 息切れしてしまう原因のひとつが、いったいいつまで頑張ればいいのか、というモヤモヤした思いだ。とくにゴールが明確でないことを続ける場合、しだいにモチベーションが弱まっていきやすい。