1日たった5分でいいのなら
掃除も片づけも苦にならない

 掃除や片づけをするのが苦手。こういった人のなかには、ただの掃除嫌いではなく、じつは几帳面な完璧主義者のケースが少なくない。いったんはじめると止まらなくなり、疲れてしまうからやりたくないのだ。

 このようなタイプの人が掃除を習慣にしようとする場合、あえて短い時間でさっさと済ます手がある。たとえば、「5分」と時間を短く制限する。ただし、「5分たったらやめる」という考え方ではなく、「5分間でどこまできれいにできるのか」というゲーム感覚で行う。

 こうすれば、几帳面な人はてきぱきと作業を進め、短い時間制限のなかでもきれいにすることができ、思わぬ達成感を覚えるだろう。「たった5分でも大丈夫なんだ」と理解して、あっさりと掃除好きに変身するかもしれない。

音楽を聴いたりラジオを流したり
「ながら掃除」なら楽しく続けられる

 掃除をしても全然楽しくなく、ワクワクしない。こうした場合、当たり前のアプローチで習慣づけようとしても、ちょっと難しそうだ。

 とはいえ、もともとは掃除嫌いだったのに、ある工夫をすることによって、楽しみのひとつに変えた人たちもいる。掃除に専念するのではなく、気軽に「ながら掃除」をするのだ。

 掃除はそれほど集中しなくてもできるので、何かをしながら行っても大丈夫。効率はとくに落ちないだろう。

 おすすめしたいのは、好きな音楽やラジオを聴きながらの掃除。この行動を繰り返すうちに、脳が「掃除は楽しい」と認識するようになり、大嫌いだった掃除がいつの間にか苦にならなくなっていくものだ。

やせていたころの自分の写真を
家のなかのさまざまな場所に貼っておく

 何かを習慣づけようとする場合、行動すべきことを繰り返し思い出すのがコツ。そこで、運動の場合は「朝晩、スクワット30回ずつ!」、勉強なら「1日5問は解く!」などと書いた紙を目につく場所に貼っておくといい。

 ダイエットを続けたいのなら、文言で表現するほか、やせていたころの自分の写真を見るのも効果がある。たとえば洗面所に貼っておくと、歯磨きをするたびに、「こんなにスマートだったときもある。よし、頑張ろう」という気になるのではないか。