人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
あなたは小さな町の小さなカフェの女性店主。常連のおじいさんが、お店にいるあいだ世間話が止まらない。こちらが忙しいときもおかまいなしで、はっきり言って迷惑である。
本音では「もう来ないでください」と言って出禁にしたいが、貴重なお客さんだし、怒らせて根も葉もない悪口を言いふらされたりしたら厄介だ。どうやって静かにしてもらうか?
(B)苦情が書かれた紙ナプキンを用意して「実はこんなご意見が……」と見せる
(C)「静かにコーヒーが飲める店にするのが夢なんですよね」と笑いながら話す
正解は……
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
B
× (A)無表情で「はあ」と生返事を続けて、迷惑だと思っている気配をにじませる
◎ (B)苦情が書かれた紙ナプキンを用意して「実はこんなご意見が……」と見せる
△ (C)「静かにコーヒーが飲める店にするのが夢なんですよね」と笑いながら話す
解説
こっちだって忙しいし、ゆっくりコーヒーを飲みたいほかのお客さんにも迷惑です。もちろん、この手の「困った常連客」になるのは、おじいさんとは限りません。
角を立てずに「話しかけないでほしい」と伝えるには、謎の人物に言いたいことを代弁させるBの作戦がオススメ。誰かに頼んで紙ナプキンに「店主と常連客との会話がうるさい。コーヒーはおいしいのに残念だ」と苦情を書いてもらって、悲しそうな顔で見せましょう。世間話ができないならと足が遠のいたとしても、まあ結果オーライです。
Cは、こっちとしては精一杯の心の叫びのつもりですが、軽く流される可能性が大。Aも真意は伝わらず、怒らせて面倒な事態を招くか、余計に口数が増えるかのどちらかです。