米上院は24日夜、国防長官に指名されていたピート・ヘグセス氏の人事を僅差で承認した。元陸軍州兵で米FOXニュースの司会者も務めていた同氏は、性的暴行や過度の飲酒などが指摘され、民主党は不適任だと主張していた。ヘグセス氏や同氏の支持者らは、これらが中傷にすぎないとしていた。ヘグセス氏はドナルド・トランプ米大統領による閣僚人事の中でも、最も物議をかもしていた候補の1人だが、共和党はおおむね団結して同氏を承認。24日夜の投票が始まると、トム・ティリス上院議員(共和、ノースカロライナ州)が賛成票を投じると声明で明らかにし、ヘグセス氏はカギを握る50票目を手にした。採決では上院議長を兼任するJD・バンス副大統領が決裁票を投じ、ヘグセス氏の指名は賛成51票、反対50票で承認された。
米上院、ヘグセス氏の国防長官就任を承認 副大統領が決裁票
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