ホワイトハウスは24日夜、複数の主要省庁で政府の監視役を務める監察総監を多数解任した。事情に詳しい関係者が明らかにした。トランプ大統領が監察総監を一斉に解任したという。ホワイトハウスは解任を公式に発表せず、監察総監が失職した理由も直ちには説明しなかった。この解任を受け、民主・共和両党の議員から、トランプ政権が監察総監の解任に際し議会への30日前の通知を義務付けた連邦規則に違反した可能性があるとの懸念が示された。監察総監は連邦機関の行動を精査し、法令順守や権限・税金の不正使用がないよう監視する任務を負う。調査権限を持ち、議会からの内部調査要請に応じることもできる。24日にホワイトハウスが解任した監察総監の正確な人数は直ちには分からなかった。